四国ツーリングとお遍路

日時
2014/5/7〜5/14
ライダー
yamagk3

GW明けの5/7から5/14に四国へツーリングに行ってきました。せっかく四国に行ったので、話に聞いていたお遍路を一日かけてやってみようと思い、5/9に四国88霊場のうちで、徳島にある1番から10番までを徒歩(というかジョギング)で回ってきました。今回はこのお遍路を中心にレポートしたいと思います。なお、四国ツーリングのレポートはこちら(http://twinkly-net.com/touring_shikoku/)が大変に参考になりますので、参照してみてください。僕もこのサイトで計画を立てました。

行き(東京〜四国)は東九フェリー(http://www.otf.jp/)を使いましたが、帰りは自走にしました。写真は出航時5/7 19:00頃、フェリーから東京ゲートブリッジを写したものです。


徳島へは5/8 13:30頃に到着しました。徳島空港のそばの民宿を予約していたので、そのまま直行。その後、お遍路グッズを買いに行きました。

ここでお遍路について少し解説。四国には弘法大師・空海上人が開いた88か所の霊場があります。この霊場をお参りすることを遍路、お参りする人をお遍路さんといいます。白装束に笠、杖、とお遍路さんの姿はみなさんもご覧になったことはあるかと思います。

さて、まずはそのお遍路グッズの入手です。一番霊場にあるお店で必要なものを入手しました。いくつかの霊場にはこのようにお遍路グッズを入手できる店があるので、安心です。

お店の人に、『1日で1番から10番までお参りしたい』と伝えると、『そりゃー無理だな、走って回って、お参りを省略しないと難しいよ』と言われました。そこで走って回ることにして、そのためにできるだけ装備を省略。店主のアドバイスに従って笠や杖は無しとして、写真にある装備のみとしました。
- 袈裟(上だけ)
- 輪袈裟(首にかける輪状の袈裟)
- ローソクと線香(各霊場でお供えする)
- 納札(住所氏名を書き、霊場で納札する)
- 経本(霊場で唱えるお経が書かれている)
- 納経帳(納経の証を記載してもらう)
- 数珠
- 巡礼こさんや(上記グッズを入れる肩掛け鞄)
ちなみに、笠や杖、こさんや(バッグ)によく「同行二人」と書かれていますが、これは「一人で霊場を回るのではなく、弘法大師様と一緒に二人で回るんだよ」という意味だそうです。

ちなみに恰好は、短パンにTシャツ、ジョギングシューズ、その上に袈裟を着てこさんやを肩から掛ける、といういでたちです。この格好で宿から1番霊場まで朝7時にバイクで行き、お遍路を開始しました。


各霊場が開いているのは朝7時から夕方5時までです。この間に移動して納経を済ませ、納経帳にその証をもらわなくてはなりません。1番から10番霊場までトータル30km位あってアップダウンも多いです。さらに各霊場では本堂と大師堂の二か所でお経を唱え、その後、納経帳に証をもらうため、少なくとも30分はかかります。

本当に10番まで行き着けるかどうか、不安に思いつつもまずは1番霊場の霊山寺(写真)からスタートです。


お参りの仕方を簡単に説明すると、まず本堂にて、ローソクと線香をお供えし、自分の住所と氏名を書いたお札を納札します。お賽銭を収めて、お経を唱えます。この納経が慣れていないので中々大変です。どのお経を何回唱えて、さらにお寺ごとにご本尊真言が違います。もちろん購入した経本にはフリガナ付きでお経が書かれていて、これを見ながら納経します。これを本堂と大師堂の両方で行います。その後、納経所で納経帳に証をもらいます(写真、300円)。

これを各霊場で繰り返していくわけです。

ちなみに88か所めぐりを何度もしている方々も実際にいらっしゃるそうで、その方々は、一つの納経帳を繰り返して使うそうです。この納経帳の証ですが、実際に納経所の方が墨で文字を書き、いくつか押印してくれます。何度も巡っている方は、墨書きは初回のみで、二回目以降は朱印のみを押印してもらうため、真っ赤な納経帳になっていくそうです。


さてお遍路というと、お年寄りがほとんどだろう、と思っていました。確かにお年寄りも多いのですが、若手のグループや、女性一人のお遍路さんも数多くおりました。同じお遍路道を使ってお参りしていくし、お参りという同じ目的、そして同じような恰好なので、話かけやすいですね。途中一緒になった20代女性のお遍路さんは、山登りをするような大きなリュックを背負っており、7番霊場あたりまで行き、その当りで宿を探して1週間程度、お遍路すると言っておりました。

また写真は(地元の人と思われる)若者グループで、茶髪やとんがり頭の男女もおり、「こんないまどきの若者がお遍路とは珍しいなぁ」と思っていましたが、いざ読経が始まると、一糸乱れぬ見事な調和とリズムにびっくり。さすが四国の若者は違うなぁ、と思いました。


道中、私は1番霊場にバイクを止めて、そこから10番まで徒歩で行き、タクシーでまた1番まで戻ってくることにしましたが、各霊場をバイクで回っている人もいました。その人は2週間程度かけてすべての霊場をバイクで回るとのことでした。

さらにバスツアーなどもあるようで、バス道中で各霊場の説明や読経の仕方など、いろいろと教えてもらえるようでした。

徒歩の場合、お遍路道を歩くのですが、この一部は江戸時代から存在するそうです。写真は道しるべなのですが、一方には「文化6年春寄贈」と書いてありました。1809年だそうで、当時の江戸幕府将軍は徳川家斉だそうです。こういった面白いものに出会えるのも徒歩ならではかと思います。


ひとつ徒歩で注意しなければならないのは、昼食を取れる場所がほとんどないことです。このため、弁当などの食料をリュックに持っていくことをお勧めします。

幹線道路沿いにはいろいろなレストランやうどん屋などがあるのですが、徒歩の遍路道にはほとんど何もありません。幹線道路に出るには数キロのロスになってしまいます。

7番霊場の十楽寺(写真)のところにうどん屋があり、そこで昼食をとろうと頑張ったのですが(到着時点で12時過ぎ)、この日5/9(木)はお休みでした。。。

おにぎりなど、簡単に口に入れられるものを持っていくことをお勧めします。


10番霊場(切幡寺)に到着したのは午後4時30分で、ぎりぎり10番まで間に合いました!最後の納経に証をもらったのは午後5時少し前。本当にギリギリでした。1番から10番まで、合計30キロの道のりで、かなりいいトレーニングになりました。この秋にフルマラソンに挑戦しようと思っているのですが、少し自信もついたかな。

10番からタクシーを呼び、1番まで戻りました。徳島のタクシー料金は初乗り560円と、東京に比べてだいぶ安いのですが、それでも6700円かかってしまいました。次回は何か別の手を考えようと思います。


おまけ。

5/11に足摺岬(写真)へ行きました。足摺岬には38番霊場があるのですが、その前後の霊場からは80km位離れています。それでも歩きお遍路さんがいるんです!いったい何日かかるんでしょうか…

5/12は土砂降りだったんですが、その中、道路が渋滞しています。なんだろうと思っていると、なんと渋滞の原因はスーパーマーケットのカートを押しているお遍路さんでした。白装束の袈裟の上にカッパを来て、どうやら生活道具をすべてカートに乗せて移動しているようです。お遍路さんにはツワモノがたくさんいるようです。恐るべし!


投稿日
2014/06/18
閲覧者数
1517
このツーレポは4人が「いいね!」と言っています
ツーレポが気に入った方は「いいね!」をクリック♪

このツーリングレポートに関連するツーリングスポット
コメント
/data/prof_picture/0/prof.jpg
まさし
2014/06/18
また来られるときは、同行しますよ^^

前のツーリングレポート

[戻る]